TEN to TEN

アルバム『TEN to TEN』の概要

『TEN to TEN』は、宇都宮隆によって2002年7月31日に発表された7枚目のオリジナル・アルバムです。本作は、アーティストが1992年にソロデビューしてからのちょうど10年を迎える記念の作品でもあります。このアルバムは、また新たなメジャーレーベルである「R and C」への移籍後にリリースされ、再び大規模な配信の場に戻ったといえます。ただし、現在は廃盤となっており、入手が困難になっています。

キャッチフレーズとテーマ

本アルバムには「愛には地図がない。愛には目的がない。だから、愛は歌になる。」というキャッチフレーズが付けられています。この言葉には、愛の形が多様であること、そしてそれぞれの愛の物語が歌を通じて表現されることへの想いが込められています。このアルバムは、宇都宮隆の情熱と独自の視点が反映された音楽作品として聴き手に深い感動を与えています。

収録曲について

アルバムには、以下の楽曲が収録されています。各曲は、異なる作詞・作曲家によって創り出されたもので、多彩な音楽的アプローチが楽しめます。

1. silent water melody
作詞：藤田広明、作曲：大堀薫、編曲：神津裕之

2. blue reincarnation
作詞・作曲：石井妥師、編曲：西平彰 & 石井妥師
- なお、この曲は12thシングルにあたります。

3. Cocoon
作詞：松井五郎、作曲：川村ケン、編曲：大槻啓之

4. Call
作詞：松井五郎 & こさかなおみ、作曲：大西克巳、編曲：宮内和之 & 野崎貴朗

5. Remedy
作詞：渡辺なつみ、作曲・編曲：河越重義
- こちらは13thシングルですが、シングル版とは異なり、最後にフェードアウトしない形になっています。

6. Secret Garden
作詞：渡辺美佳、作曲：大西克巳、編曲：宮内和之 & 野崎貴朗

7. cage
作詞：藤田広明、作曲・編曲：佐藤晶

8. Ordinary Day
作詞：真沙木唯、作曲：鎌田雅人、編曲：大槻啓之

9. Slow Version
作詞：渡辺なつみ、作曲：長谷川友哉、編曲：佐々木章

10. Reflexion
作詞・作曲：宮内和之、編曲：宮内和之 & 野崎貴朗

各曲は、宇都宮の独特なボーカルスタイルとともに、リスナーの心に響くメロディと歌詞を持っています。アルバム全体を通して、その多様なジャンルやアプローチが、聴く者に新しい体験を提供することでしょう。音楽は、まさに愛や感情を届ける強力な手段であることを示しています。

結論

『TEN to TEN』は、宇都宮隆の音楽キャリアの中での重要な1枚であり、聴く人々に深い感動とともに、愛とは何かを問いかける作品となっています。このアルバムを通じて、宇都宮隆のより深い音楽の世界をぜひ体験してみてください。

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